令和5年3月27日、亀岡市議会は定例会を開き、令和5年度一般会計予算の可決を含む重要な議題を審議した。
この日の主な議題は、一般会計予算であり、総額391億4,400万円、対前年度比2.2%の増額である。予算について、予算特別委員長の冨谷加都子議員は、厳しい財政状況にもかかわらず、市民福祉の増進を目指した内容であると報告。特に「主役は市民一人ひとり」のまちづくりを進めることを強調した。
男女平等や高齢者支援、子どもファーストを基軸とする施策が展開されることも指摘され、市民の暮らしが向上するための工夫が求められている。例えば、こども医療費助成が新たに18歳まで拡大する等の支援策が盛り込まれた。一般会計予算に関して「高齢者支援をもっと強化するべきだ」と訴える議員も見られる中、特に反対意見も少なく、採決結果は賛成多数で可決された。
次に、水道事業会計予算が議題に上がり、こちらも反対意見なく原案が可決された。市民からの声を受けて、水道料金の減免や引き下げなどが求められている状況にあるが、適切な予算組みが行われることが期待される。
また、国民健康保険条例の一部改正についても議論された。賦課限度額の引き上げについて、「国への要求を強めることが必要」とする意見が上がる中、可決された。このように、亀岡市議会は市民の声を反映させた予算と条例改正を進めている。
この後、意見書案が提出され、「子どものために保育士の処遇改善を求める意見書」が原案通り可決された。さらに、人権擁護委員候補者の推薦に関する意見も異議なく通過し、最後に閉会中の継続審査申出も承認された。