令和5年3月13日、亀岡市議会は定例会を開き、議案の審査を行った。
今回の議会では、令和4年度亀岡市一般会計補正予算が重要な議題に上がった。この予算案は、さまざまな業務に必要な経費の補正を目的としている。総務文教常任委員長の松山雅行氏によると、この補正予算では、総務費や民生費、教育費などに関する投資が含まれている。具体的には、城西小学校の長寿命化工事や南桑中学校の耐震化など、地域の教育環境を整える項目が多いという。
議会で議論されたその他の議案も、スムーズに進行した。例えば、環境市民厚生常任委員長の大塚建彦氏は、コロナ禍の中での医療扶助の増額や旧若宮工場除却事業について言及した。これに関連し、環境に配慮した事業の進行が求められているとも強調した。一方で、明確な異論は出ず、全ての議案は原案通り可決された。特に、国民健康保険事業特別会計や介護保険事業特別会計の補正予算も話題に上った。
また、二点目の議題である特別委員会の設置について、公共交通対策と桂川・支川対策の特別委員会を新設することが決まった。公共交通対策特別委員会では、市民の移動権を確保することを主目的に、大西陽春氏や法貴隆司氏などが委員に選任された。この委員会は、市民の生活に密接に関連する重要なテーマを扱うことになる。
全体として、今日の議会は予算審査が中心になり、多くの意見が交わされた。この流れには、亀岡市の発展に向けた議員たちの強い意気込みを感じることができた。議長の菱田光紀氏は、次回の会議日程についても言及し、議会は3月27日に再開されることが告げられた。