令和元年の亀岡市議会12月定例会が開会された。
本会議は午前10時に始まり、議長の齊藤一義氏の挨拶で幕を開けた。この定例会の期間は12月2日から23日までの22日間である。議長が開会の宣言と共に、報告が行われ、監査委員から地方自治法に基づく現金出納検査の結果報告が配布された。報告の中で、検査の結果は現金出納事務が正確であることが確認された。
次に、新市長である桂川孝裕氏は、自らの再任への感謝を表明した。桂川市長は、選挙戦で訴えた内容を述べ、「市民が誇れるふるさと亀岡を実現するために全力を尽くす」と強調した。また、今後4年間の施策のスローガンを掲げ、地域の発展に向けた意気込みを示した。
議程の中には、一般会計補正予算が含まれており、桂川市長は、その金額が356億2,520万円に達することを説明した。主な内容としては、ふるさと力向上寄附金や民生費、衛生費などの事業費用の計上が挙げられた。特に、こども医療費助成や障害者福祉サービス事業の経費が計上され、福祉施策への重点的な投資がうかがえた。
その他、介護保険事業特別会計や後期高齢者医療事業特別会計の補正予算が提示され、これらの経費の増減が説明された。また、市民生活を支える水道事業や下水道事業に関する補正予算も取り上げられた。さらに、議員報酬や費用弁償に関する条例改正も行われ、議員報酬の支給割合変更が求められたことが議題として扱われた。
本会議は12月11日午前10時から再開される。議会は一般質問を行う予定であり、今後の議論が期待される。