令和6年6月21日、亀岡市議会は定例会を開き、今年の全国都市緑化フェアin京都丹波の開催に関する準備状況や、地域の災害対策について協議した。
今年11月に亀岡市、南丹市、京丹波町で行われる全国都市緑化フェアは、地域経済の活性化が期待されている。市長の桂川孝裕氏は、「地域の魅力を発信し、観光客を地区に呼び込むことが目的である」と述べ、具体的な計画は今年12月にまとめる予定だと発表した。また、フェアの際には、芸術や文化など本市が持つ多様な魅力を伝えていきたいとの意向も示した。
さらに、地域の防災対策についても確認がなされた。特に六甲山系の豪雨や地震のリスクを考慮し、住民の安全を確保するための設備の整備が進められている。桂川市長は、最近完成した可動式止水壁について言及し、これにより上下流の安全度を向上させたと強調した。
また、ディスカッションには、地元議員や市民団体の意見を反映する形で、街の清掃活動や環境保全についても進捗が報告され、市が展開する子育て支援策の効果も口にされた。特に乳幼児を持つ家庭に対する新たな支援施策が評価されている。出産時の里帰り支援制度についても、今後の改良が必要であるとの意見が上がった。
市議会では、引き続き市民生活の向上を目指し、より効率的で持続可能な行財政運営を実現するための様々な施策を議論していくことが確認された。桂川市長は、「多様化する市民ニーズに応じた行政サービスの提供が求められている」と考えを述べ、これからも市民との対話を続けながら取り組みを進めるとした。