令和2年亀岡市議会定例会9月議会が始まった。
議会は8月31日午前10時に開会し、会期は9月29日までの30日間と設定された。議長の齊藤一義氏は冒頭、今回の議会において市長が提出した予算継続費の精算報告と、健全化判断比率・資金不足比率の状況報告があることを伝えた。これにより、市議会の衆知が集まり、特に市民の意見を反映させるための重要な場となる。
市長の桂川孝裕氏は、提案する議案の中で特に第1号議案の一般会計補正予算について説明を行った。補正予算は、合計で16億9,570万円の追加を含み、预计総額は451億340万円となる。この予算には、令和2年7月豪雨や新型コロナウイルス感染症への支援策が盛り込まれているという。市長は、自然災害に対する支援や復旧策の必要性に特に触れ、町の復興のために議員の協力を求めた。
具体的な内容としては、まず庁舎の空調設備改修や、トイレの洋式化に要する経費が6,363万円で計上され、2020年SDGs未来都市に選ばれたことを受けた取り組みとして、庁舎内に「開かれたアトリエ」を整備するための費用も盛り込まれた。また、新型コロナウイルス感染症への対応として、自治会活動や市内交通事業者の感染防止策支援などにも経費が割り当てられている。
加えて、民生費においても近年の豪雨災害に対応するための経費などが計上された。例えば、住宅用地が土砂災害による被害を受けた際の応急復旧支援に1,735万円が提案された。また、子育て支援として、ガレリアかめおかが子どもたちの遊び場として屋上庭園を整備するための4,585万円の経費も計上された。これわせい、地域の活性化と市民の安心・安全を図る施策が重視されている。
次に、鉄道事業や電力の安定供給に関連する議案も数多く取り上げられる見通しである。市議会はこれらの議案を慎重に審議していく方針であり、今後の市民生活に影響を与える重要な決議が期待される。さらに次回の本会議は9月8日に開かれ、一般質問が行われる予定である。議会の動向に注目が集まる。
議長の最後の発言として、議会の日程変更や重要な提案を次回に引き継ぎ、全員の協力を求めていた。これにより、議会に対する市民の関心が高まることが期待されている。