令和元年12月13日に開催された亀岡市議会において、様々なテーマが議論された。特に注目されたのは、地方創生や環境施策、防災対策に関するものであった。市長の桂川孝裕氏は、新火葬場の整備計画に言及し、これまでの発展と今後の運用について説明した。
新火葬場の整備は過去からの長い経緯があり、既に都市計画決定がされている。新しい基本計画では、火葬炉を4基、新たに動物炉も1基設けることが示された。基本計画には、地域住民の声を聞く住民説明会の重要性が強調されており、市民の理解を得るためのコミュニケーションが不可欠であると説明される。
亀岡市の環境への取り組みとして、プラスチックごみゼロ宣言が宣言された。これは全市民が参加する環境活動への呼びかけであり、議会で話し合われたポイ捨て禁止条例の制定は、その意義を深めるものである。市内のリサイクル率の向上を目指し、定期的に開催される審議会でも、その具体策が模索されている。特に生ごみの分別回収やリサイクル施策の強化に重点が置かれ、地域資源の有効活用が提案されている。
一方、防災対策については、亀岡市が抱える自然災害リスクに対する具体的な対応が求められ、市庁舎の非常用電源確保や病院の災害時受け入れ体制などが検討された。特に、災害弱者に対しての配慮や情報共有が課題となっており、地域住民の協力が重要視されている。
さらに、亀岡駅周辺では、京都スタジアムや大河ドラマ館の開業に向けてのまちづくりが行政の優先事項とされている。交通網や公園整備を通じて、観光客の誘致が期待されている。市長は、これらが亀岡市の経済発展につながると自信を持って語った。