令和4年12月6日、亀岡市議会において、不登校や子育て支援など幅広いテーマに関する議論が行われた。
冨谷加都子議員が不登校支援について質問し、教育長の神先宏彰氏が亀岡市における不登校の現状を説明した。現状、亀岡市では、76名の小学生と98名の中学生が不登校の状態にあり、特に90日以上欠席している児童生徒が小学校では37名、中学校では70名に上る。
神先教育長は「不登校は複合的要因によるものであり、学校復帰だけでなく社会的自立を視野に入れた支援が必要」と述べ、現行の支援体制の充実を約束した。また、学校復帰のためのカウンセリングを強化していくことも検討されている。
次に、冨谷議員は子育て支援の充実についても言及し、妊娠から育児にかけての一貫した支援を強化すべきだと訴えました。桂川市長は「地域のニーズに応え、支援内容を見直し、あらゆる施策を通じて子育て支援を進める」と述べ、具体的に出産・子育て応援事業を展開することを重視しているとした。
さらに議会では、地域の交通インフラに関する話題も挙がり、住民からの要望として「公共交通を充実させてほしい」との意見が多く寄せられた。市長は地域公共交通の整備において、従来の路線を見直し、新たなサービスの導入を検討していると明言した。
今回の会議は、特に市民の生活に直接関連する施策に多くの関心が寄せられた。議員たちは市民の声に耳を傾け、この厳しい状況下でこそ、地域の未来を見据えた先進的な取り組みを求めていた。