令和2年3月9日、亀岡市議会は定例会を開き、主要な議案が可決された。
今回の議会では、特に一般会計補正予算が焦点となった。
福井英昭議員による質疑では、第61号議案の中で、喫煙所設置経費が400万円から1,200万円に増額されたことについて、環境厚生常任委員長の並河愛子氏が詳細を説明した。
並河氏は、増額の理由として、防火設備の設置やコストの変動を挙げ、当初の予算では実現不可能と指摘した。
議会の質疑では、財政負担が増える中で、公共事業の必要性や合理性が問われる場面も見受けられた。
また、三上泉議員は、教育におけるデジタル化の推進に疑問を呈し、GIGAスクール構想に基づく補正予算に反対の立場を表明した。
彼は、情報教育推進経費の増額に関連して、導入後の維持費や運用コストが市に大きな負担をかけるとの懸念を示した。
文部科学省の政策に対しても批判的な意見が多く、地域の実情を反映した教育施策の必要性が再確認された。
議会全体としては、議案が全て可決される結果となり、特に第61号議案への賛成が目立った。
ただし、教育環境の整備に関連する投資が、今後どのような影響を与えるかについては引き続き注視が必要とされる。