令和4年3月議会にて、新型コロナウイルス感染症対策や、ふるさと納税の拡充に伴う課題、新たな車中泊避難場所の整備、アスリート支援、そして脱炭素社会実現に向けた取組が議論された。
まず、新型コロナウイルスに対するワクチン接種について、嘉川市長が現在の接種状況を報告した。3回目の接種率は全人口比で17.69%、65歳以上の高齢者の接種率は45.53%に達していることが明らかとなった。接種券は、2回目接種から6か月以上経過した人へ順次発送されており、優先接種対象者には早期の案内を行っているとのこと。
次に、ふるさと納税に関しては、30億円を目指す取組が進められており、現在の寄付額は30億2,801万円に達している。市は、今後も魅力的な返礼品や効果的なプロモーションを通じて更なる寄附増加を目指す方針を示した。
また、車中泊避難場所についても、野水池跡地に駐車スペースやトイレ、資機材倉庫の整備が計画されている。3か年計画の一環として進められるこの事業では、市民との意見交換も重ねながら、環境整備を図る。
さらに、アスリート支援に関しては、亀岡市スポーツ競技全国大会等出場激励金交付要綱に基づき、市内の選手に対するサポートを行っており、特に新型コロナの影響を受けた場面では、選手の生産意欲を高める施策を継続していく必要性が強調された。
加えて、環境に対する意識醸成を目指し、「ウッドスタート宣言」を通じて地域の木を利用した取り組みを推進していく計画が示された。この中で、特にプラスチック資源の循環を促進するための施策が話し合われ、持続可能な社会に向けた取り組みが求められた。
デジタルファースト宣言が行われており、市民サービスの向上を目的としたデジタル技術の導入が進められている。市職員だけでなく、市民も巻き込んだ取り組みが強調され、国の動向にも対応していく方針が示された。
最後に、災害対策に向けた取り組みも重要視されており、具体的な防災計画の策定が進行中である。