亀岡市議会は12月9日、令和3年12月議会において様々な重要議題について協議した。本日は、子育て環境の整備や地域の活性化、公共サービスの充実をテーマに、数多くの質問が寄せられた。
特に注目されたのは、子育てしやすいまちづくりについての議論である。議員からは、子育て世代が安心して居住できる住環境の整備を求める意見が相次いだ。「若者世代に住みたいと思ってもらえる住宅として、戸建ての市営住宅を設ける」「地域の交流を促進し、お子様を預かる場の整備を進めるべき」など、多様な視点から提案が行われた。
また、中山間地域における居住促進に関する施策も重要な意見として挙げられた。「退職世代が地域の活性化に貢献するために、地域に働きかける機会を創出することが有効だ」との提案があり、地域コミュニティの力を引き出す方法についても議論された。
さらに、教育環境の整備が不可欠であるとの意見も多かった。特に、学校の技術支援やスタッフの不足が指摘された。教育部長は「令和3年度からタブレット端末導入に伴い、教員支援員の配置を増やしていけるよう進めている」と説明した。ぜひとも、教育体制を整え、生徒の学ぶ環境を強化する必要性にも言及した。
一方で、近年の家電リサイクルの現状に関する質問もあり、資源の効果的な回収と管理体制について、関係者が議論を重ねた。環境先進都市としての亀岡市の取り組みが評価されつつあるが、さらに促進されることが求められている。
また、有害鳥獣問題については、捕獲数や被害状況に関する具体的なデータも配信された。議員からは「農作物への損害賠償が増加しているため、対策を講じる必要がある」との声が上がり、地元の猟友会との協力が重要であるとの認識が示された。
最後に、今回の会議でも多くの地域の課題とその対策が提案され、市民の生活に密接に関連する問題が議される中、亀岡市民が安心して生活できる環境が求められていることを感じさせる内容であった。