令和3年6月7日、亀岡市議会定例会が開催された。議長の福井英昭氏が議会を開会し、様々な報告が行われた。
最初に、新型コロナウイルス感染症に伴う影響を反映した予算が提案された。桂川孝裕市長は、地方自治法に基づく一般会計補正予算について説明した。
報告第1号に関し、一般会計補正予算(第1号)に1億4,420万円を追加し、総額を366億1,220万円とすることが承認される見通しである。この予算には、低所得のひとり親・ふたり親子育て世帯に対する「子育て世帯生活支援特別給付金」の経費が含まれていると、桂川市長は述べた。また、同予算は国庫支出金を財源としている。
報告第2号では、市税条例等の改正が提案された。地方税法の一部改正に基づき、宅地等及び農地の負担調整が行われる。この改正には、新型コロナウイルス感染症の影響に配慮した特別措置も含まれており、令和3年度に限り、税額が増加する土地については前年度の税額が据え置かれる。
また、国民健康保険条例の一部改正も報告された。新型コロナウイルス感染症の影響による収入減少に対応するため、保険料の減免措置が整備されることとなった。
さらに、追加予算案の中には、亀岡市が進める「SDGs未来都市」に関連したさまざまな取り組みが含まれ、新生児支援や観光業支援のための予算も見込まれている。これにより、地域経済の活性化を図るとともに、環境に優しい持続可能なまちづくりを推進する方針が示された。
この日は、今後の議題についても言及され、次回の会議には一般質問が予定されている。議員らは、引き続き市民の利益を考慮した議論を進めていく意向を示した。
今後の施策が適正に執行されることが期待され、議会は散会した。次回の本会議は、6月15日午前10時に開催される予定である。