令和5年第2回南九州市臨時会が4月28日に開催された。
この会議では、一般会計補正予算や水道事業会計補正予算が審議され、全ての議案が可決された。
市長の塗木 弘幸氏は、一般会計補正予算について説明を行い、物価高騰に苦しむ低所得の子育て世帯への支援が求められると述べた。
また、コロナの影響により経済が厳しい昨今、子育て世帯生活支援特別給付金の支給に必要な経費も組まれていると強調した。
塗木市長は「今回の補正は、生活支援金の支給と水道事業会計への繰出金に関連する」とし、歳入歳出予算はそれぞれ7,184万2,000円を追加し、271億886万6,000円に引き上げられると説明した。
承認第1号から第3号の専決処分も承認され、議論の中で議員たちから質疑が行われた。特に、承認第2号については、国民健康保険税条例の一部改正に関連し、後期高齢者支援金等課税の限度額が引き上げられることが取り上げられた。
承認第2号に関連しては、大倉野由美子議員が「限度額の引き上げが保険税の実質的な値上げに繋がるのでは」と質問した。
税務課長の下尾 修一氏は、対象世帯数が122世帯であり、376人となることを説明した。
また、議案第31号に関して、塗木市長は、水道事業会計の補正がデジタル田園都市国家構想の交付金に基づいて進められると発言。その際、収益的収入と支出の予定額をそれぞれ1,223万7,000円増加させるための内容を詳述した。会議の結果、全ての議案や承認が賛成多数で可決され、今後の取り組みへの行動が確認された。
この臨時会においては、議長の山下 つきみ氏が採決を行い、全ての項目が原案の通り決定されたことを報告し、午前10時44分に閉会した。