令和6年1月26日、南九州市議会の第1回臨時会が開会した。
この日は、令和5年度一般会計補正予算に関する案件が重要な議題とされた。
出席議員は18名であり、議会は迅速に議事を進めていく形で進行された。
議案第1号の補正予算に関して、塗木弘幸市長が提案理由を説明した。
市長は、国のデフレ脱却を目的とした経済対策に基づき、低所得世帯支援給付金の支給に必要な経費を補正することが主な目的であると述べた。
歳入歳出予算の総額に1億6,545万6,000円を追加し、290億5,740万1,000円とするという具体的な数字も提示された。
特に注目されるのは、住民税が均等割のみ課税されている世帯に対して、住民税非課税世帯と同様に支給する10万円の補助金である。
さらに、低所得者の子育て世帯には、扶養している18歳以下の子ども1人あたり5万円を加算支給すると明言した。
また、歳入に関しては、国庫支出金から物価高騰に対応するための臨時交付金が計上されている。
質疑応答の時間が設けられたが、質疑は行われず、そのまま採決が行われる運びとなった。
議案については委員会付託を省略することで意義なしとの認定がなされ、全議員が賛成決議を見せた。
これにより、議案第1号は原案通り可決された。
今回の緊急予算案は、特に経済的に厳しい状況にある市民への支援策が中心であり、今後もこのような施策が求められる可能性が高いと考えられる。
議長の今吉賢二氏は、すべての日程が終了したことを告げ、午前10時5分に本会議は閉会された。