令和3年第1回南九州市議会定例会が2月16日に開会し、38日間の会期が決定された。
市長の塗木弘幸氏が市の施政方針及び予算を提示した。本会議では様々な条例の制定や改正、予算案が提案された。
特に注目を集めたのは、南九州市の新庁舎建設に関わる検討委員会の設置である。塗木市長はこの件について「新庁舎建設に向けて議論を進め、市民の意見を最大限に反映させていく」と強調した。
さらに、令和3年度の一般会計予算は232億4,700万円となり、前年から1.9%の増である。歳入が増加したことに特に寄与したのは、ふるさと寄付金の増加である。
塗木市長は「持続可能な財政基盤の確立を目指し、地域振興や市民福祉の向上に貢献する施策を進める」と述べた。特に新型コロナウイルスの影響を考慮した予算案が組まれている点は市民にとって重要である。
また、国民健康保険税条例や介護保険条例の改正については、県が示した標準保険料率を見込んだ数値を基にした改正が行われる。
この他にも市道に関連する議案が多く提出され、特に廃止および認定の議案が可決されたことが報告されている。