令和5年3月6日、南九州市で第1回定例会が開催された。
出席議員20名で行われた今回の会議では、様々な議案が審議された。
特に重要な議案として、個人情報を取り扱う法律施行に伴う条例の整備が挙げられる。議案第1号では、南九州市における個人情報保護の法律施行に向けた条例の改正について、総務常任委員長の西次雄議員が報告を行った。この条例改正は、個人情報保護に関する法律の変更に順応するものであり、関連する条例が11件も改正される。
また、議案第3号では、子ども・子育て会議に関する条例が改正される旨が報告され、子ども家庭庁への移行に伴う条文の修正が必要とのこと。文教厚生常任委員長の米満孝二議員によると、条文の更新を通じて子どもに必要なサポートを持続的に提供したいとの考えが示された。
加えて、議案第7号の温泉センター条例改正案が議論された。この改正は、入浴料金を引き上げる内容であり、市民生活への影響を懸念する声もあったが、賛成多数で可決された。議長の山下つきみ氏は、物価高騰の背景を踏まえつつ、理解を求める発言を行った。
さらに、令和5年度の予算関連の議案が一連で審議され、一般会計や特別会計についての補正予算も報告された。総務常任委員会の西議員によると、一般会計補正では約5億6千万円が追加入され、特に新型コロナウイルスへの対応予算が拡充される。
最後に、議長は次回の日程を確認し、本日の散会を告げた。市議会は、急速に変化する社会情況に柔軟に対応するため、継続的な修正と適用を念頭に置き、議案を通じて地域の安全と発展に寄与することを誓った。