令和5年の第3回定例会が6月23日に開会した。出席議員は20名で、議長は「事務局職員、行政、議員の協力を得て、議会が円滑に運営されることを目指す」と述べた。
まず、会議録署名議員の指名が行われ、議長は米満孝二議員と大倉野忠浩議員を指名した。その後、一般質問に入った。
最初に松久保正毅議員が質問を行った。彼は節目の年を迎えたことを強調し、次のように述べた。「公共施設のLED化について、市長の考えを伺います。LED化が進めば、経費削減やCO2削減にもつながるはずです。」
市長の塗木弘幸氏は、公共施設のLED化を推進していると説明した。具体的には、川辺庁舎本館と頴娃庁舎のLED化をはじめ、今後も計画的に進めていくと約束した。具体的には、令和4年度末の時点で343か所がLED化されたことを報告した。これに対して松久保議員は、「電気料金の高騰問題も含め、早急に整備を進めるべきです」と提案した。
次に、松久保議員は「小学校の統廃合」についても質問した。彼は市の児童数が減少傾向にあることを指摘し、「教育環境の質を高めるために、小規模校の統廃合を進めるべき!」と強調した。教育長の有馬勉氏は、「地域の意向に基づき、適切な教育環境の整備を進めたい」と答弁した。
続けて浜田茂久議員が「少子化対策」について質問した。浜田議員は、子供支援策の充実が地域の未来に直結すると発言。結果責任について市長に問う場面もあった。市長は、「責任を果たすための施策を実行していく」と強調した。
また、日置友幸議員が「市有財産の活用」および「地域振興」について質疑した。市長は、サウンディング調査を通じて民間活用の促進を図る計画で進めていると述べた。
議論を通じて、議員からは市民の意見を反映する重要性や、地域が直面する少子化や子育て支援の状況を考慮した方策が求められた。
本会議では、各議員が市民の未来と希望を見据えた施策の必要性を訴えた。教育や福祉の分野での再評価が強く、住民参画型の施策の重要性も確認された。今後も市の施策が市民の期待に近づけるよう、各議員の意見が反映されることが期待される。