令和5年の第1回定例会が3月10日に開催され、出席議員は20名、各々が多様なテーマに基づく質問を行った。
まず、食育及び地産地消について、塗木弘幸市長は第2期南九州市食育・地産地消推進計画の成果を報告した。計画は8項目の指標のうち、地産地消推進店の登録数と学校給食の地場産物利用割合の2項目で目標を達成した。
しかしながら、食に対する認識は未だ不十分であり、認知度向上が課題であると説明。次期第3期計画では、家族向けの食育の重要性を広めていく施策を講じる。
さらに、道路の美化についても触れ、十月に開催を控えたかごしま国体に向け、空き缶などごみが散乱する現状とその改善策について報告された。市は定期的な巡回と地域の自治会による協力をもとに、清掃活動を進めていると説明した。
知覧城跡に関しては、観光客の増加に伴い、安全対策の重要性が増している。今年7月には文化庁に対し、新たな整備も含む地域計画の認定申請を行う見込みで、具体的な整備内容としてトイレの設置や説明板の取り付けが予定されていることが明らかにされた。