令和2年第2回南九州市議会臨時会が5月14日に開会した。
今回の会議では、南九州市国民健康保険条例及び後期高齢者医療に関する条例の一部改正、今年度の一般会計補正予算、および国民健康保険事業特別会計補正予算が議題に上がった。
特に、議案第40号では新型コロナウイルス感染症に感染した被保険者への傷病手当金の支給に関する特例を定め、新たな改正を施行することが承認された。この改正により、傷病手当金の支給が可能となる。市長の塗木 弘幸氏は、この件について「新型コロナウイルスの影響で多くの方が困難な状況に置かれています。手当金の支給は必須の対策です」と述べ、改正の重要性を強調した。
次に、議案第41号では一般会計補正予算が提案され、コロナ対策に関連する様々な支出が計上されている。こちらの予算には、飲食店などへの助成金も含まれており、経済支援が強化される。総務課長の別府 誠氏は、補正の背景にコロナウイルスによる影響を挙げ「支援策は必要不可欠です」と強調した。
また、議案第42号については国民健康保険事業特別会計に関連する補正予算が提案された。傷病手当金に関連し、国庫からの交付金を増額する形で、新たに92万7,000円が追加され、合計で58億3,292万7,000円の予算となった。市長は「市民の福祉向上に寄与するもの」と述べ、理解を求めた。
専決処分については、各課からの説明があり、承認が求められた。これらの件に関しては、全議案が承認され、臨時会は順調に進行した。