令和2年第4回定例会が9月3日に開催され、議員による一般質問が行われた。出席議員は19名、欠席議員は1名で、出席者には地方自治法に基づく市の関係者も含まれた。
まず、大倉野忠浩議員が、9月の特別警報級台風の進路について懸念を表明しつつ、一般質問を行うことに触れた。議員は、南九州市の知覧茶を全国にPRする機会が置かれた「全国お茶まつり」が中止になったことを非常に残念に思っていると語った。さらに、全国茶品評会での受賞に対し、生産者への祝意を述べた。
また、今後のまちづくりの方向性についても意見を述べ、特に住みよさランキングの分析とそれに基づく施策について問うた。市長はこのランキングを「まちづくりへの活用」と位置付けており、住みよさの指標を今後の施策に反映させる意向を示した。
続いて、大倉野議員は新型コロナウイルス対策として政府の地方創生臨時交付金について質問した。この交付金により、経済社会の維持に向けた施策が求められるとし、市民の意見が取り入れられることが施策の成功につながると強調した。
市長からは、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた事業の必要性が認識され、補正予算計上も行われていると説明された。交付金を活用した施策であれば、実施される事業の効果もしっかりと確認していく所存だと強調された。
住みよさランキングが下位にあった理由として、市魅力のPR不足や、移住希望者向け施策を強化していく必要があることが話題に上がった。市長は、移住希望者へ魅力を発信する取り組みと市内建設業者活用も進めていると述べた。
全体として、議員たちが市民の声を反映し、より良い住環境を築くための施策を求め、討議が行われている様子が印象的であった。議会が進む中、市民の安全や地域の魅力を高める施策について今後も議論を続けていく必要があることが示唆された。