令和5年第5回南九州市議会定例会が11月14日に開会した。
本会議では、地域活性化を図るための議案が多数可決された。
特に、南九州市地域活性化施設霜出げんき館と頴娃老人福祉センターの指定管理者の指定が重要な議題となった。
市長の塗木弘幸氏は、霜出げんき館の指定管理者に霜出げんき館管理組合を、頴娃老人福祉センターの指定管理者には南九州市社会福祉協議会を提案した。
この提案は、効率的な管理運営を図るためのもので、議会の支持を受け無事可決された。
また、令和5年度一般会計補正予算(第9号)の内容についても議論が行われた。
塗木市長は、諏訪運動公園の遊具更新に関する経費や国・県支出金の精算返還金を計上し、歳入・歳出予算をそれぞれ282億7,237万7,000円に引き上げることを提案した。
議員たちからの質疑はなく、補正予算案も原案通り可決された。
さらに、国民健康保険事業特別会計や後期高齢者医療特別会計に関する補正予算案も提案され、それぞれ必要な経費の増額が決定された。
特に、国民健康保険税の免除措置に向けたシステム改修に関わる経費が追加され、多くの議員から支持を集めた。
全体として、医療や福祉の充実を図る意義のある決定がなされた。
その他の議案についても、効率的な行政運営を目指すための機能分化や条例改正が進められ、今後の実施に向け期待が寄せられている。
この定例会は11月29日まで続く予定で、多くの重要事項が議題に上がる見込みである。