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南九州市、ワクチン接種進行中でも新庁舎建設を議論

南九州市では、ワクチン接種が進行する中、新庁舎建設や観光振興策としてマイクロツーリズムの推進を論議。
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令和3年第3回定例会が6月24日に開催され、様々な重要議題が討議された。特に新型コロナウイルスワクチン接種の実施状況や、観光振興策として期待されるマイクロツーリズム、ワーケーションの導入、新庁舎建設について多くの意見が交わされた。

本市におけるワクチン接種について、市長の塗木弘幸氏は、65歳以上の高齢者への接種が順調に進行していると報告した。接種率は55.9%とされており、今後も医療機関との連携を図りながら効率的に接種を進める考えを示した。また、未接種の高齢者に対しては、早期に接種を促進する必要があるとの認識を表明した。

さらに、議員から提案された巡回バスを使用したワクチン接種についても話が及び、医師会との協議の結果、実現が難しいとの回答があった。塗木市長は、条件次第では集団接種も視野に入れ、今後の接種状況を見極めながら取り組んでいく考えを述べた。

また、観光振興については、コロナ禍による影響を受けて新たな旅行形態であるオンラインツアーやワーケーションの導入が進められている。商工観光課の森田清博課長は、本市におけるオンラインバスツアーの実績を紹介し、参加者の反応も好評であったと強調した。今後も、地域の魅力を発信するイベントやプロジェクトを継続的に進めていく必要があると述べた。

新庁舎建設については、議員からの質疑に対し、塗木市長は「今が最適なタイミング」として予算の認可も見込んでおり、効率化や財政運営の観点から必要な整備であるとの認識を示した。また、地域住民や子育て世代にとって利便性を高めるための施策を進行中であり、持続可能な発展を目指している。

平和教育や世界の記憶への登録についても重要性が指摘され、教育長の有馬勉氏は、子どもたちが平和学習を通じて過去の歴史を学ぶ環境を整備していることを説明した。特攻の資料を後世に伝える重要性についても言及し、登録申請について慎重に進めていく方針だと強調した。

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議会名令和3年6月第3回定例会
議事録
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