令和5年3月7日に開催された姶良市議会定例会では、各議員による一般質問が行われ、特に急傾斜地崩壊対策事業が注目された。市長の湯元敏浩氏は、現在2地区で進行中の急傾斜地崩壊対策事業の進捗状況を説明。これにより、土砂災害を未然に防ぐ取り組みが進められているとした。また、今後の事業対象地域については随時検討を行う方針である。
続いて、塩入英明議員が大規模盛土造成地の地質調査について言及。盛土区域での土砂崩れを防ぐための地質調査が計画されており、その結果を市民に知らせる重要性が強調された。市長は、今後の調査結果について適宜発表していくと約束した。
高齢者元気度アップ・ポイント事業についても議論が交わされ、助成金に関する情報提供や地域でのボランティア活動を促進する意義が述べられた。特に、介護予防や健康増進に努める活動が積極的に評価され、ポイントシステムへの登録が今後の活動拡大に寄与することが期待されている。
住環境に関連して、公共施設の管理や利用者の負担についても質問があり、環境を維持するための活動が市民の積極的参加によって支えられるべきであるとの見解が示された。特に、公共施設をどのように維持していくか、また子どもが安全に遊べる空間の確保が求められている。
最後に特定空家問題について触れられ、税制上の優遇措置が無くなるリスクを市民に周知することが重要であり、市がこの問題にどう対応していくかが鍵となる。市長はこの問題についても適切な対策を進めていく意向を表明した。議会の討議を通じて、姶良市の施策や支援体制が一層充実していくことが期待される。