姶良市議会、令和6年度予算案を発表、生活環境整備に注力

令和6年第1回姶良市議会定例会が3月4日に開催された。議題には施政方針と新年度予算案が含まれ、市長の湯元敏浩氏が予算編成について説明を行った。\n\n"令和6年度予算は、新たな社会経済情勢の中での編成となった"と述べており、物価高騰の影響を反映した厳しい状況にあることが強調された。その一方で、市道の補修整備や防犯灯設置に向けた具体的な施策が示され、地域の安全・安心の確保が優先課題として位置づけられている。\n\n初めに、和田里志議員から施政方針と新年度予算案についての質問があり、これに対して市長は"市民の皆様の基盤である生活環境を整備する施策を中心に進めていく"と強調した。具体的には、予算は「第2次姶良市総合計画」を基本に編成され、市道の補修整備や新防犯灯設置に向けた予算が計上された。以下の施策になります。\n\n1. 市道の補修整備に関して、道路施設改修事業の予算を前年比で1億2,000万円増の1億7,320万円、路線数は2倍の10路線に計上。\n2. 防犯灯設置に関して、令和6年度に小中学校の通学路などの優先順位をつけ、7年度からの実施を目指す。\n3. また、観光振興策として、インバウンドの観光客誘致を加速するため、海外向け情報の発信強化を進める。特にSNSを活用した広報活動に力を入れる考えを示している。\n\n続いて、議会からの提言が予算編成に反映されたかについての質問に対して市長は、"これらの意見は真摯に受け止め、今後も市政に反映させていくよう努める"と答えた。\n\n次に、第3次行政改革大綱に関する議論も行われ、行財政運営の効率化について質問があった。市長は"歳出削減と財源確保に向けた具体策を進めていく計画である"と話し、今後の進捗に注目が集まる。\n\n最後に、災害対策についても触れられ、災害に対する備えを強化する必要性が再確認された。市民一人ひとりが防災意識を高めることが求められており、引き続き地域での協力体制が重要とされる。