令和元年第1回姶良市議会臨時会が開催され、重要な議案が多く討議された。
本会議では、令和元年度姶良市一般会計補正予算(第2号)を含む6つの議案が上程された。
特に注目されるのは、議案第40号から第43号までの税関連の条例改正や、議案第44号となる一般会計補正予算である。
議案第44号について、姶良市では宇都トンネルの工事が行われており、追加の補正予算が必要とされる。市長の湯元敏浩氏が報告したところによると、もともと予定していた工事金額では成り立たなくなり、現在の流れとして2億4,000万円の補正を行うこととなった。
たとえば、堀広子議員は議案第42号について質疑を行った。「課税限度額を引き上げることによる影響は何か、また、その判断基準はどこにあるのか」といった内容だった。
また、この補正予算に含まれる1億9,000万円についても、税金が無駄遣いされているのではないかとの懸念が示された。これは必ずしも明確な説明がされていないからであり、この話は非常に重要だ。
市議会議員たちからの質疑に対しては、主に土木部長の徳部健一君が答弁を行った。「湧水や落盤などの地下水による影響で追加工事が発生した。これらが事前に把握できたかどうかが重要だった」とし、過去に実施したボーリング調査の結果を踏まえたものだと説明した。
議員たちが「本工事の進捗状況から判断した結果、契約や工事管理手法に課題があった」と批判の声を強め、施工を発注した市の管理体制にも疑問が残る。市民の信頼を得るためには透明性のある経営や質問に対する率直な答弁が求められるだろう。
このように、姶良市の議会においては多くの質疑が行われ、各議案に対する見解が交わされたものの、結局議案第44号は賛成多数で可決された。市民の税金が使われている以上、丁寧な説明と透明性は今後の重要な課題となるだろう。