令和5年12月1日、姶良市議会において、一般質問が行われた。重点的なテーマには大型ホームセンターの出店、駐車場の利用制限、物価高騰対策が含まれ、多くの市民が注目している。
特に、笹峯桜議員は豊留地区への大型ホームセンターの出店計画について質問を展開。出店が過去数年にわたり計画されているが、進展が見られないと懸念を示した。市長の湯元敏浩氏は「具体的な計画はまだ整備されていない」としたが、地域への影響として一定の経済効果を期待していると述べた。
続いて駐車場問題に関連し、本庁舎前の駐車場が夜間閉鎖されていることへの疑問が呈された。笹峯議員は、閉鎖により市民からの不満が高まっている点に触れ、代替策を求めた。市長は、駐車場の管理と市民が利用できるスペースの確保が重要であると強調しつつ、今後検討していく意向を示した。
また、物価高騰対策に関する質問も多く寄せられた。市は、国及び県との連携を強化し、必要な策を模索すると述べた。具体的には、様々な財源を用いた支援を考えているが、影響の大きな事業は手当てしきれない可能性もあるとのこと。市民の生活、特に低所得層に対するサポートの強化が求められる。
この日の議会では、教職員住宅の現状についても説明がなされた。古い物件の老朽化が進んでいる中、未入居物件があることに対し、その理由が共有され、現行の管理方法に疑問が呈された。教育長は今後、新たな管理方法の検討が必要であるとの見解を示した。
さらには、タクシー事業の現状についても議論が及んだ。運転手不足が依然として問題視されており、地域休止や運賃の高騰などリスクも指摘された。市企画部によると、市の公共交通の維持が急務であると認識している。