令和5年第3回姶良市議会定例会が9月8日に開催され、複数の議案について審議が行われた。
主な議案には、令和5年度姶良市一般会計補正予算が含まれている。本件は質疑なしで進行し、最終的に採決され、全員賛成で可決となった。これにより、市の財政管理が一層の効率化を目指すことになる。
次に、姶良市一般廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正案も審議された。有川洋美議員は、過去5年間のごみ処理量について質疑を提出。市長の答弁によると、コロナ禍の影響で家庭系ごみが増加した一方、事業系ごみは減少したとのことだ。これにより、今後のごみ処理に関する方針についても議論された。
市民生活部長の桃木野靖氏は、家庭系ごみ量の増加に伴い、リサイクル促進の必要性を強調。また、資源ごみのリサイクル量の増加が市の歳入を押し上げることに寄与しているとし、今後の対応についても市の戦略が問われることとなっていた。
さらに、工事請負変更契約の締結に関する案も幾つか議題に上がった。議員からはインフレスライド制度の適用について疑問が呈され、関連する市場価格の動向などについて茂葉良知氏より具体的な説明が求められた。市側は国交省からの通達を基に、物価上昇に対応する形で契約変更が必要であるとの立場を示した。
最終的には、令和4年度の決算認定にも目が向けられ、健全な財政運営がなされているかの評価が求められた。市長は決算の概要を報告し、無駄のない効率的な運営を続けていると強調した。
今回の定例会は、今後の市政運営において重要な指針となる議論が展開されたことが印象的である。