姶良市議会は、令和4年第2回定例会を7月14日に開催した。議題として令和4年度姶良市一般会計補正予算(第4号)が取り上げられ、多くの議員が意見を交わし、原案は賛成多数で可決された。
結論として、今回の補正予算案は、補正の額が約10億円にのぼり、歳入歳出の総額が335億円を超えた。予算審査特別委員長の上村 親氏は、「全体として市民生活に貢献する事業の推進がなされる意義はあります」と強調した。
この補正予算の中には、庁舎のデジタル化に向けた取り組みや、教育資源の拡充に対する意見が集まり、多くの議員から重要な指摘があった。特に文教厚生班は、学校給食の整備も議論され、「安全で安心な給食を提供するため、早急な整備が重要」との合意が得られた。
修正案は賛成少数で否決されたが、修正案を提出した小田原 優氏は、「公共事業における財政負担は懸念される」と危惧を表明した。これに対し、多くの議員が原案に賛成し、市民生活向上の必要性を訴えながらも、一層の議論や市民との対話の重要性を訴えた。
また、議題には中高における35人学級の実現を求める請願が含まれ、議員たちからは国による支援の必要性とともに、義務教育の水準向上を目指した発言もあった。合わせて、義務教育費国庫負担制度の拡充も要請された。
今回の定例会は、様々な視点から教育や市民福祉の向上を目指す内容が盛り込まれ、多くの意見が飛び交った。今後も市議会は、財政状況や市民のニーズを考慮し、さらなる方向性を模索していくことが期待される。