令和5年第1回姶良市議会定例会が開催され、議員たちは多岐にわたる質問を行った。
特に注目を集めたのは、デジタル推進に関する施策です。このテーマに関連して、大坪祐輔議員は、姶良市公式LINEの活用状況について質問しました。これに対し、市長の湯元敏浩氏は、公式LINEの登録者数が新型コロナウイルス感染症対策に関するものが6836人、職員採用に関するものが354人であると述べました。
また、大坪議員は、各自治会での回覧板のバインダーに関する詳細にも触れ、使われているバインダーの数や、広告業者からの提供個数について質問を続けました。これに対して、保健福祉部の担当者は、2,350枚が自治会に配布されたと回答しました。
次に、市公用車の車検整備については、各課で管理する公用車の入庫先選定や廃車処理の方法に関する質問があり、特に委託業者の選定方針が議論されました。市は、公用車更新の際に公売を試み、透明な手続きを行う旨を強調しました。
ウィズコロナに対する対応についても議論があり、教育長の小倉寛恒氏は、小中学校におけるマスク着用のルールや、感染症対策の取り組みについて説明しました。特に安心メールの加入率が99.4％であることが強調されました。
さらに、原子力防災訓練についても質問が相次ぎました。有川洋美議員は、今後の訓練参加者の範囲を広げる考えについて質問し、市長は住民の安全確保に向けた取り組みを強調しました。特に、今後も多様な住民の参加を促すための広報活動が重要であると述べました。
新給食センターの整備についても議論され、現在の進捗状況が説明されました。教育部長は、調理員の確保や適切な運営体制を構築するために、人材確保が不可欠であることを指摘しました。
このように、姶良市議会の定例会では、地域の重要な課題に対する議論が展開され、市行政の透明性向上や地域住民の生活向上に向けた取り組みが期待される内容が多く見られました。
議会の質疑応答は、市民生活に直結する問題が多く、今後の施策に期待が寄せられます。