令和5年6月22日に開催された姶良市議会第2回定例会では、重大な3つのテーマが掘り下げられた。市道の管理状況について、笹峯桜議員は雑草管理の状況を問い、市は現在、トラクターモアを使用して計画的に草刈りを実施していると答えた。市長の湯元敏浩氏は、「草刈り業務を4名体制で、地域の皆さんの協力を得ながら進めている」と説明した。議員は現場の状況を見た上で、さらなる進捗を求めた。
さらに、姶良市のデジタルトランスフォーメーション(DX)についても議論された。笹峯議員は、オンライン申請が29件あることを指摘し、今後も市民への周知を強化すべきであると述べた。市は、「この計画を進め、職員にデジタルリテラシーを身につけさせる必要がある」とした。
また、動物愛護に関する質問も行われた。笹峯議員は、どうぶつ基金の行政枠について相談件数などを尋ね、市民やボランティア団体との連携強化を求めた。市は行政枠の利用状況について、1件の相談があったのみとし、今後の周知を進める意向を示した。
学校給食の整備に関する質問もあり、教育長が新センターの整備状況を詳細に説明した。進捗はパブリックコメントを受けて行われ、調理士や栄養士の意見も取り入れながら、より良い施設にする方針だ。最終的に70名程度の雇用を見込んでいるが、現場の意見をしっかり反映させる必要がある。
さらに、山田地区のメガソーラー建設についても言及がなされた。市はガイドラインを踏まえ、地域住民への説明責任を果たしつつ、事故を未然に防ぐ方針を強調した。市民の安全が最優先であり、必要に応じて十分な調査を行うとした。
最後に、重富の招魂石の管理についての質問があり、地元自治会と社会福祉協議会との連携を通じて、活動を今後も支援していく意向が示された。
議会の場では、出席議員による活発な議論を通じて、市民の生活向上へ向けた取り組みが協議され、一歩踏み出す様子が窺えた。