令和2年第2回姶良市議会定例会が6月17日に開会した。
会期は7月9日までの23日間で、重要な議案の上程が予定されている。議長の東馬場弘氏は、会期の決定や日程について報告を行った。市長の湯元敏浩氏は行政報告を通じ、温泉施設のリニューアルオープンについての詳細を述べた。龍門滝温泉は新型コロナウイルス対策を講じた上で、改修工事を完了し、5月14日に再オープンとなった。更なる地域振興として、観光地との連携も図る方針が示された。
議案第69号から第75号まで、計7件が提案されている。特に、姶良市手数料条例の一部改正が行われる背景には、情報通信技術の利用による行政手続きの効率化があると説明されている。これにより、行政手続が一層スムーズになることが期待されている。
子ども・子育て会議条例の改正では、部署統合による名称変更が行われ、新たに「子どもみらい課」が設立されることが報告された。この改正は、子ども政策の推進を目指すものである。介護保険条例の改正についても、新型コロナウイルスの影響を受けた特例の減免に関する内容が含まれていることが強調された。
放課後児童健全育成事業の基準改正については、県知事と中核市長も承認できる研修が行われることが述べられた。また、学校設置条例の改正に伴い、廃校とされることが決定された新留小学校については、地域住民の総意が重視されている。