令和2年3月17日に行われた姶良市議会定例会では、消防団や地域住民のための様々な施策が議論されました。
まず、消防団の施設整備についての現状が報告されました。市長の湯元敏浩氏は、消防団車庫の老朽化を認識し、集約や移設を検討する方針を示されました。特に、蒲生地区の消防団車庫は詰所機能を有していないことが指摘されており、今後、地域コミュニティ施設等に併設される可能性があります。
次に、消防団員の確保状況についても話題となり、消防団員が減少している現状が説明されました。特に地域との関係性に課題があり、地元出身の団員の確保が難しいとされています。一方で、退団した団員の再入団を促す取り組みも考慮されていると述べられました。
くすの湯の揚湯ポンプについての質問には、故障の影響で白湯営業が続いているとのこと。ポンプの修理には時間がかかる見通しが示されたが、できるだけ早期に温泉の供給を再開するために業者に働きかける意向が伝えられました。温泉と関連して、食堂のテナントを採用するための取り組み状況も共有され、早期に適切な経営者を選定する方針が確認されました。また、地元産品の販売も進めており、地域の特色を生かした店舗展開を期待されているようです。
さらに、障がい者スポーツ施設についても言及され、現在の体育施設では障がい者の利用状況が十分でないことが指摘されました。新たに計画されている加治木複合新庁舎にはユニバーサルデザインを取り入れ、障がい者が気軽に利用できるようにする方針が伝えられました。
高齢者や障がい者世帯へのごみ出し支援についても議論があり、現在、自治会を中心に支援活動が行われていることから、必要な支援が提供されるようになることが期待されています。最後に、竹下日出志議員からの意見や提案にも市長は真剣に耳を傾けており、さらなる施策の充実には期待が寄せられています。今後、地域と職員が一体となった取り組みが求められることが改めて強調されました。