令和3年第4回姶良市議会定例会は、令和3年11月26日に開会し、様々な議案が審議された。特に注目されたのは、令和2年度の一般会計や各特別会計の歳入歳出決算認定に関する議案であった。この中で、姶良市の財政状況や施策の実施状況について詳細な報告が行われ、多くの議員から質問や意見が寄せられた。
市長の湯元敏浩氏は、行政報告の中で"令和3年度姶良市総合防災訓練"の成果を紹介した。訓練には、約350人の市民や関係機関が参加し、自然災害に備えるための実践が行われたことを強調した。特に、避難体制や応急対策の向上に向けた知見を得る貴重な機会となったとのことである。
議案第64号から72号までの9件の決算認定や各特別会計については、十分に財政が執行されたとの評価があった。一方で、国民健康保険特別会計では、特に高額な保険料が市民からの苦情の原因になっているとして、議員から改善を求める声が上がった。
また、教育委員会の関係で、今回初めて報告された不登校児童・生徒へのサポートについても議論の対象となった。不登校問題に取り組む適応指導教室が現行2か所に設置されているが、さらなる増設を求める意見が多かった。特定地域における交通手段の整備も議論され、今後の施策に期待が寄せられている。
最後に、市長は"今後も市政発展に向け尽力し、全市民が安全に暮らせるよう取り組んでいく"と述べた。このように、姶良市議会は、市民の生活の質を向上させるため、さまざまな議論を行い、施策の見直しや改善提案が重要な役割を果たしている。