令和3年第1回姶良市議会定例会が行われ、一般質問において、発達障がいの支援、ヘルプマークの啓発、自殺防止対策が主要な話題となった。
この中で、竹下日出志議員は、発達障がいのある子どもを支援するためのペアレントメンターの育成を求めた。市長（湯元敏浩君）は、発達障がいに関する相談が増えている現状を踏まえ、ペアレントメンターの重要性に言及した。特に、保護者同士の経験共有が有効であり、その育成に向けた取り組みが重要であると強調した。
また、竹下議員は、ヘルプマークの普及促進を提案し、同時に逆ヘルプリボンの広がりにも期待感を示した。この逆ヘルプリボンは、助けたいという意思を示すものであり、そうした心がけの重要性が再確認された。
さらに、自殺防止策についても議論され、心の相談窓口の周知やゲートキーパーの活動の推進が必要不可欠であるとの見解が示された。特にコロナ禍により、精神的ストレスが増加していることから、相談体制の強化が求められている。
竹下議員は、地域活動を担う方々が参加する講座の開催や、SNSを通じた相談窓口の整備など、より身近なサポート体制の構築が大切であると訴えた。市長もこの意見に同意し、すべての市民が安心して支え合える社会実現に向けて努力していきたいと考えていると述べた。
次に、地球温暖化の対策についても議論があり、市が中間見直しを行い、再生可能エネルギーを利用した施策について検討を進める意向が示された。特に、次世代自動車の充電インフラ整備や省エネルギーの推進についても触れられ、各市民が共に協力し、持続可能な地域社会の構築を目指していることが確認された。
このように、本日の会議では、子どもや市民を支えるための具体的な施策についての充実した議論が交わされ、今後の姶良市の取り組みへの期待が高まる内容となった。市長や他の議員もこの方向性を支持し、実現を目指していくことが確認された。