令和2年第2回姶良市議会臨時会が開催され、重要な議案が提案されました。議案第67号の令和2年度姶良市一般会計補正予算では、コロナウイルス感染症拡大防止のための緊急経済対策が検討され、市民の生活を支援する内容が盛り込まれています。
特に経済支援策として、姶良市事業継続支援金の支給が議論されました。これは、事業者に対して一律10万円の給付を行うもので、対象となる事業者は市内に主たる事業所を持つ法人または個人事業主に限られています。また、前年同月に比べて20%から50%の売上減少があった事業者が対象となる見込みです。
また、補正予算の中には、新型コロナウイルス感染症の影響を受ける生活困窮者支援や、特別定額給付金に関連する施策も含まれています。市長の湯元敏浩氏は、十分な支援策を講じ、特に低所得者層や子育て世代に寄り添った施策を実施する意向を示しています。
市の行政報告では、感染症対策としての特別定額給付金の迅速な支給を強調し、オンライン申請や郵送申請の進捗状況も報告されました。市民に10万円を給付する特別定額給付金は既に支給が開始されており、オンライン申請を通じた給付金が迅速に行われていることが確認されています。
そのほか、議案第68号の令和2年度国民健康保険特別会計事業勘定補正予算でも、国民健康保険加入者向けの傷病手当金について説明があり、給付の対象となる方は新型コロナウイルスに感染した、または感染が疑われ収入が減少した国保加入者に支給されるとのことです。
議会では、これらの案が採決され、賛成全員の結果をもって可決されました。姶良市は引き続き、市民の生活を支えるために必要な施策を講じる考えです。この臨時会の開催を通じて、新型コロナウイルス感染症への対応を含む多くの議論がなされ、市民の生活安定に資する結果となっています。