令和5年第4回姶良市議会定例会が、12月15日に開催された。
議事の中では、さまざまな条例案が審議され、主な議題としては「姶良市子育て支援拠点施設の設置及び管理に関する条例」と「姶良市の行政組織再編に伴う関係条例の整備」が挙げられた。
初めに、湯元敏浩市長が市の行政報告を行い、高大官連携に関する協定の締結を報告した。これにより、岡山理科大学や並木学院高等学校との連携が進む見込みとなり、市民向け講座や科学イベントの開催も期待されている。
続いて、岩下陽太郎文教厚生常任委員長が「姶良市子育て支援拠点施設の設置及び管理に関する条例」を説明した。この条例は、子ども館の設置に伴い、事業内容や開館時間、休館日などを定めるもので、令和6年4月1日から施行する予定である。
「保護者の定義は現に監護している方々とし、地域の高齢者や親族も対象にする」と述べた。
また、議案第84号の「国民健康保険税条例の一部改正」については、出産を予定している世帯への支援策が紹介され、今後は税負担を軽減する目的で改正が進められる旨が説明された。市議会では全議員が賛成し、原案通り可決された。
さらに、議案第87号の「姶良市文化会館の指定管理者の指定に関する件」では、今後の自主事業の増加が期待されるが、「管理団体の適応状況が省察され、議論の余地がある」と議員からの指摘も見受けられた。
これに関連して、議題には温泉施設のレジオネラ菌問題も取り上げられ、「全体の洗浄作業及び自動注入装置の導入が急務である」とも報告されている。