令和3年第3回姶良市議会定例会が9月1日から開催され、様々な議題が取り上げられた。この会議では、行政報告や補正予算案の承認を求める議案などが重要なテーマとなる。
特に、議案第58号として専決処分に関する令和3年度姶良市の一般会計補正予算(第5号)が上程された。市長の湯元敏浩氏は、この予算が主に7月の豪雨による災害復旧費用に充てられることを説明した。補正の総額は5,700万円で、補正後の予算総額は331億8,207万3,000円になる。
また、議案第59号、第60号、第61号では、それぞれ新型コロナウイルス感染症に関連した補正予算や財産取得・処分についての議題が提案された。特に、飲食店には時短営業に伴う協力金の支給が今後行われることが予定され、民間支援の方針が示された。
さらに、各項目についての質疑応答が行われ、多くの議員が予算案について詳細な質問を行った。和田里志議員からの入札制度の在り方に関する質問では、過去の経験から透明性の確保や疑念を持たれることの無いようにするべきだとの意見が強調された。この問題は、特に庁舎建設において注意を要する重要なテーマとして受け取られている。
また、交通安全においては、通学路の安全確保が盛り込まれ、スクールガード・リーダーの配置により子供たちの登降校時の見守りが進められている。教育長の小倉寛恒氏は、市内各校区で合同点検を実施した結果、38ヶ所の危険箇所を報告されたことを述べた。さらに、これらの対策案についても検討が続いていると説明した。
市議会では、今後行政が直面するであろう課題に対し、実行可能な対策を模索し続けることの重要性が強調された。議会は、来月も引き続き開催される予定でおり、議題への注目と準備が求められている。