令和4年12月定例会が開催された。この日の議題の中心は、一般質問であった。一般質問では、国生 卓議員が旧蒲生町戦没記念碑群について、管理者不明橋について、過疎地域の公共交通計画について質した。
国生 議員は、蒲生地区八幡神社敷地内にある戦没記念碑群の維持管理が高齢化に伴い厳しくなっていると指摘。その上で「市として、社会福祉課にボランティア活動支援事業があるが、遺族会として、課題について協議する考えはないか」と市に尋ねた。市長の湯元 敏浩氏は、「ボランティアセンターと遺族会との話し合いの場の調整に向けて、市として支援・協力したい」と述べた。
次に、国生 議員は管理者不明橋、いわゆる勝手橋についての現状を共有し、市の調査状況を問うた。湯元氏は「現在把握している管理者不明橋は六橋であり、早急に設置者や管理者の特定を行いたい」と回答。その後、過疎地域の公共交通計画についても懸念を示し、「どのようなシステムを考えているのか」と続けた。
市長は公共交通機関の対策について言及し、地域のニーズに合った交通手段の整備を進めていくと強調した。
一方、馬場 修二 議員は市営住宅の今後の運営について質問した。市営住宅の入居状況について、960戸入居していることに対し、292戸の空き室があると説明した。入居率向上に向けた対策として、市が風呂釜設置を行うなどの取り組みを進めていることを明らかにした。
また、馬場議員は高等教育機関の設置についても尋ねた。市長は、「校計画についての現状やこれまでの取り組みについて理解を示し、今後高等教育機関の誘致を進める考えである」との発言をした。