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姶良市議会、令和5年度予算案を審議

姶良市議会は令和5年度予算案を審議し、デジタル化や子育て支援策の充実が求められる。
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令和5年度の姶良市議会定例会が開催され、各議員からの質問が行われた。特に、市長の施政方針に基づく令和5年度当初予算や市債の増額、デジタル化施策、子育て支援策が注目を集めた。特に、財政状況についての質疑が多く、国生卓議員(志成会)は予算編成における行財政改革について説明を求めた。市長は、当初予算は財政健全化に基づき編成されたと述べた。また、歳入の73%を占める依存財源への依存度を減らし、地域の発展に寄与するために新たな施策を推進する意義を示した。さらに、市長は「稼ぐ力」を高める必要があると強調し、市の多様な施策を通じて地域経済の活性化を目指す考えを示した。

国生議員は、予算の増額理由についても質問し、特に大型建設事業のための市債が前年度よりも大幅に増加したことを指摘。市長は、複合新庁舎の建設や子育て拠点施設整備などが影響していると回答した。さらに、観光産業の振興の重要性についても触れ、地域外からの観光客誘致や地域の魅力を発信する施策が必要とされることを明らかにした。

また、デジタル化の進展により、市民へのサービス向上を目指す中、「行かなくてよい市役所」を実現するための取組が進められている。国生議員は具体的な申請手続きのデジタル化状況について質問し、マイナンバーカードを活用したサービスの充実を期待する声を上げた。市長は、マイナポータルを利用したオンライン手続きが今後も拡大していくと返答した。

地域の課題として、子育て支援の充実が求められ、特に待機児童問題が浮き彫りにされた。国生議員は企業主導型保育園との連携を提案し、今後の対応に期待を寄せた。市長は、保育士の雇用促進や充実した育児支援の実現に向けた取組を強化すると約束した。同時に、林業の振興や観光の資源活用に関する施策も説明され、地域振興を目指す市の姿勢が伝わった。最後に、市民の不安軽減への取り組みと共助の重要性にも触れ、より良い地域づくりを目指す決意を示した。

議会開催日
議会名令和5年3月姶良市議会定例会
議事録
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