令和6年第1回姶良市議会定例会が3月6日に開催された。
この会議では、議員による一般質問が行われ、市民生活の向上や安全に関するさまざまな問題が提起された。
まず、「孤独・孤立」対策についての質問が注目された。
竹下日出志議員は、孤独や孤立が深刻な社会問題となっていると強調し、4月に施行される孤独・孤立対策推進法への取り組みについて市の考えを伺った。
市長の湯元敏浩氏は、現在生活困窮者支援に向けた取り組みを行っていることを示しつつ、「つながりサポーター」の養成については現時点で考えていないと述べた。
次に、ベンチのあるまちづくりについての質問も取り上げられた。
竹下議員は、高齢者や子育て世代にとって身近な場所にベンチを設置することが重要であり、市民生活に寄与する施策が求められると提言した。
市長は現在既に都市公園にベンチを設置しているとした上で、今後も歩行空間づくりにおいて調査研究を進めると回答した。
さらに、市民窓口サービスについても質問があった。
竹下議員は、亡くなった方への手続を軽減する「おくやみコーナー」の設置およびマイナンバーカードによる書かない窓口の導入について踏み込んだ要望をした。
市長は新庁舎でのサービス向上を目指すとし、具体的な取り組みについても言及した。
加えて、宇都陽一郎議員による過疎対策の質問では、姶良市の人口推移や過疎法に基づく施策について詳細が求められた。
市は過疎地域自立促進特別措置法に基づく事業を展開していることを説明し、地域間のバランスの重要性に言及した。