令和4年9月5日、姶良市議会定例会が開催され、一般質問が行われた。
まず、上村親議員は財政についての質問を行った。
前年12月の質問以来、姶良市の財政状況に不安が残っているとして、具体的な取組状況や今後の課題について市長に問うた。市長は、財政健全化策として、基本方針に従った運営を行っているとし、特に、経常収支比率が83.8%と改善したことを強調した。
次に湯元秀誠議員が質問に立った。彼は、台風の影響を受けた支障木について、市の対応策を打ち出すべきと主張した。また、市道や県道における危険な支障木の現状を訴え、早急な対応を求めた。市は既存の支障木管理の体制を見直す必要があると認め、地域住民と連携して対策を強化する考えを示した。
さらに有川洋美議員は、新学校給食センターについて質問した。例えば、地元農村と連携し、安全な給食の提供を進めることが必要として、学校給食センターの機能を複合化するよう提案した。市は、特に災害時には給食センターが災害応急対策拠点として活用されるよう、これからの基本計画に含める考えを示した。
また、山田地区で進むメガソーラー建設問題も取り上げられた。大規模建設による土砂流出と住民への影響について、復旧作業が必要であると認識し、過去の災害に学びながら今後の対策を強化する必要性を訴えた。市は引き続き、県と連携しながら地域の防災対策を推進することを約束した。
最後に、マイナンバーカードシステムの問題に関する質問が出た。特に、国が交付率に基づく地方交付税の算定において圧力をかけていることに対し、市長はそこの疑問を感じていることを伝えた。市の姿勢として、市民の意志を尊重し、メリットとデメリットを考慮しながら進めると強調した。