令和元年第2回姶良市議会定例会が6月20日に開会した。
この会議では、令和元年度の姶良市一般会計補正予算が提案された。補正の主な内容は、法改正や制度改正による経費の追加、国・県の補助金に基づく必要経費が含まれる。市長の湯元敏浩氏は、補正総額は6億6万5,000円に上がり、最終的な歳入歳出予算総額が306億7,980万4,000円となることを説明した。
また、議案第45号である姶良市森林環境譲与税基金条例の制定も討議された。この条例は森林整備や林業の担い手確保を目的としており、譲与税を基金として積み立てることになる。会議の中で、湯元市長は「この基金は地域の森林管理に必要な財源となり、持続可能な森林環境の構築に寄与する」と強調した。
議会では、議案第46号から第52号までの追加議案の提案理由が説明され、特に姶良市災害弔慰金の支給等に関する条例改正が重要視された。この改正により、貸付利率を市町村の政策判断に基づき柔軟に設定できるようになり、保証人の有無による利率の適用も含まれ、被災者支援の充実が図られる。
一般質問のスケジュールも策定され、24日には5人、25日にはさらに5人の議員が質問を行うことが決まった。各議員からは地域のさまざまな関心事について鋭い質問が寄せられることが予想されている。
最後に、議長の森川和美氏は鹿児島県後期高齢者医療広域連合議会議員選挙について触れ、高齢者医療の向上を図るための重要な選挙であることを取り上げ、その結果に関心を呼びかけた。出席した議員は24名で、投票は順調に進行された。
今回の議会運営はスムーズに行われ、次回の会議は6月24日午前10時に開催される。今後も議会の動向が注目されることになるだろう。