令和5年12月定例会が11月29日に開催され、一般質問が行われた。
桃木野幸一議員は、市内の渋滞緩和策について質疑し、特に主要交差点での渋滞が問題視された。市長の湯元敏浩氏は、弥勒交差点や米山交差点などの渋滞対策を強調した。公的機関と連携し、交通の円滑化に向けた取り組みが進んでいるとのことだ。また、中部横断道路の整備促進についても言及され、県や国に対する要望の重要性が強調された。
次に、桃木野議員は複合新庁舎整備事業の進捗状況についても質問した。市長は、建築の進捗率が97.55%に達しているとし、工事が順調に進んでいることを示した。加治木複合新庁舎や子ども館の建設工事も含め、計画どおりの進捗を保っていると述べた。
さらに、姶良市職員の勤務体制にも関する質問があり、正規職員数の出入りや時間外勤務についての具体的な数値が示された。市の効率的な人事管理と職員の労働環境向上に向けた取り組みが求められている。
また、議会では空き家問題が取り上げられ、相続による空き家の持ち主把握が重要な課題となっている。国や県からの情報共有と協力が求められる中、特定空き家の認定や管理に関する施策が今後の課題として取り上げられた。
森林環境税に関する質疑も交わされ、鹿児島県内で進められている森林再生や環境保全に向けた取り組みが紹介された。市長は、森林環境税を活用した活動を今後も進める意向を示した。
本定例会では、様々な市民生活に直結する課題について活発な討論が行われ、来年以降の施策への影響が期待される。特に交通や公共施設、環境問題に関しては、具体的な施策と市政運営への反映が強化されるべきとの意見が多く出された。