令和5年第3回姶良市議会定例会が開会し、さまざまな議案に関する一般質問が行われた。中でも、有川洋美議員による新学校給食センター整備及び川内原発の運転延長に関する質問は、市民に対する重要な影響を持つ議題として特に注目された。
まず、新学校給食センターの整備について、有川議員はPFI手法の導入メリットとデメリットを質問し、市の教育長はこの手法が子どもたちの食の安全を確保するために有効であると強調した。また、概算事業費が39億5,967万円に達し、支払い方法によってはコスト削減が可能であることも報告された。教育長は「新給食センターが市民へのサービスの質を保ちつつ、コスト削減を図ることを目指す」と述べ、行政運営の透明性に配慮する考えを示した。
続いて、川内原発の運転延長問題にも火が入ります。有川議員が指摘した通り、既に運転期限を迎える原発2機(1号機、2号機)に対する審査が進行中であり、原発事故の潜在的リスクが懸念されている。市長は「市民の安全を守るため、県とエネルギー事業者に対して意見を述べていく考え」を示し、地元住民の不安を軽減するための姿勢を強調した。県民投票を求めた市民団体が集めた署名を背景にした議論も展開され、市民意見の反映が重要であると認識されている。
また、一般質問では、介護保険制度の見直しや福祉サービスの拡充も議論され、高所得者への負担が拡大することや、サービス利用を控えるのではないかという懸念が表明された。市の担当者は、福祉事業が必要な人々を支援する事の重要性を訴えた。これに対し、市長は「市民が安心して暮らせる社会%」を目指し、様々な施策を講じていると述べた。