令和3年第4回姶良市議会定例会が、12月17日に開催された。
今回は、議長選挙、議席変更、そして過疎地域に関する複数の重要議案が議題に上がった。
特に、姶良市過疎地域持続的発展計画の策定と固定資産税の課税免除に関する条例制定が注目される。これらの措置は、過疎地域の持続的な発展を促すために必要な対策との認識が議会内で共有されている。
総務常任委員長の犬伏浩幸氏は、議案第76号に関する報告を行い、教育機関との連携や産業振興に向けた戦略が示された。質疑では、教育機関との具体的な連携策や、人口増加の施策についても触れられた。これに対し、委員長は教育委員会との連携を強化し、地域全体での推進を図る意向を表明した。
次に、過疎地域における固定資産税の課税免除に関する条例が議論された。こちらも资产の取得を促進し、地域経済の活性化を目指すものと位置づけられており、全会一致で可決された。
さらに、新市まちづくり計画の一部変更がさらなる議題として上がり、具体的な進捗や課題について報告がなされた。こちらも合併推進債の活用を含め、地域の発展に向けた期待が込められた。
公の施設の指定管理者に関する数多くの議案も一括で審議され、特に姶良市総合運動公園等では新たな指定管理者の提案が評価された。委員長からは、効果的な運営を促すための計画や方向性が示された。
今回の定例会では、亡くなった東馬場弘議長に対する追悼の意向が示され、議会の一体感が生まれたことも印象的であった。議員らの温かい発言が響き、地域社会に向けた市政の推進が改めて強調された。議長選挙では、新たに谷口義文氏が就任し、今後の議会運営に期待が寄せられている。特に、透明性を持ちつつ積極的な地域対話を進めていく姿勢が示された。
このように、姶良市議会では重要な議案が次々と可決され、地域の持続可能な発展に向けた大きな一歩を踏み出す結果となった。