令和6年第1回姶良市議会臨時会が4月30日午前10時に開会した。
本会議では、様々な議題の審議が行われた。議案第35号から第37号までの条例改正では、姶良市税条例、都市計画税条例、及び国民健康保険税条例の一部を改正する内容が提案された。
改正の背景について、市長の湯元敏浩氏は「法令の改正に伴い、本市においても適切な改正を行う必要がある」と説明した。
特に議案第37号に関して、国民健康保険税の後期高齢者支援金等課税額の限度額が引き上げられることに、議員から質問が相次いだ。森川和美議員は「具体的な課税限度額の引き上げについて詳しく教えてほしい」と質問した。
総務部長の今別府浩美氏は、条件付きで課税が厳しくなる世帯が生じることを説明し、「55世帯の税負担が増加する見込みで、影響総額は117万2,010円となる」と述べた。この改正には、医療給付の増加が伴うため、課税の引き上げが避けられないとの見解も示された。
さらに、財政面での影響についても議論が展開された。堀広子議員は「この限度額引き上げに伴う財政措置についてどう考えているか」と問うと、今別府氏は「国からの補填が想定されている」と応答した。
また、議会内では、議長及び副議長が辞職する事例もあった。議長の小山田邦弘氏は「一身上の都合により辞職したい」と申し出、反対意見もなく辞職が許可された。続いて副議長の選挙が行われ、新たに和田里志氏が選出された。議長に戻った小山田氏は、「市民の皆様からの信を受け、新たなスタートを切るつもりである。」と語った。
最後に、常任委員及び議会運営委員の新たな選任が行われ、順調に会議が進行したことを報告した。今後、姶良市の発展に寄与するため、各議員間での協議が重要になるとの認識が揺るぎないものとなった。