今年の9月6日、山田地区に関する陳情が市議会で承認された。主な内容は、山田地区公民館の移転新築および公営住宅(山田団地)の増設に関するものである。市内の高齢化が進む中、必要な施設の整備が求められていると感じられている。
公民館の現状については、昭和57年に建設されたが、耐用年数を超えており、また、耐震基準に関しても十分な対応がされていないと考えられている。特に、利用者の高齢化に伴い、2階の会議室の利用が不便との声も多く寄せられている。そのため、移転新築を含む公民館のあり方の検討が求められている。
さらに、公営住宅についても懸念が高まっている。既存の山田団地は満室であり、更なる30戸の建設が望まれている。この背景には、地域の人口減少と、現地での住民の要望がある。しかし、今後の成長戦略としての住宅整備の計画は、予算の都合によって左右される可能性もあり、慎重に検討する必要がある。
また、「凱旋門」周辺の駐車場の問題も懸念されており、周辺地域に駐車場を整備することが求められている。地元住民の意見を踏まえ、観光資源を生かして、駐車場の整備案件が上がっているが、行政としての対応は進展していない。
次に、上名地区の避難場所についても議論され、多くの住民が避難を余儀なくされている現状が確認された。原則として公共施設が避難所として指定されているが、個別の要配慮者支援へのアプローチが必要とされ、具体的な施策が求められている。今後の避難行動要支援者の情報収集や制度共有についても早急に進められる必要がある。市では、避難者への適切な支援を目指し、地域との連携が重要であるとされる。