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姶良市議会が学校給食費条例を可決 10億円の新庁舎工事契約も承認

姶良市議会は学校給食費条例の制定を可決し、10億円の新庁舎建設工事契約を承認した。
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令和5年第1回姶良市議会定例会が3月20日、午前10時に開催された。

この会議では、主に姶良市の学校給食費等に関する条例の制定および工事請負契約の締結についてが議題に上がった。特に給食費の公会計化については、多くの議員から意見が交わされた。

市長の湯元敏浩氏は、学校給食費の公会計化により、教職員の業務負担軽減や保護者の利便性向上が期待されると述べ、特に「教職員の負担軽減が将来の働き方改革へとつながる」と強調した。文教厚生常任委員会の委員長である岩下陽太郎氏も、徴収・管理業務を一元化し、安定的な学校給食の提供を目指すと説明した。

議論の中で、給食費の未納問題に関する質問があり、教職員を新たに採用することなく、人事異動で対応すると答弁した。この制度の導入にあたり、広報活動を通じて保護者への周知を図ることが不可欠であるとの意見も出た。また討論においては、条例の中に市立幼稚園給食費を含める意義が大きいとの意見があった。これに対し、全会一致での可決が決定された。

続く議案では、姶良市加治木複合新庁舎の新築工事に関する工事請負契約についての提案があった。湯元市長は、契約相手方が渡辺・井上・丸岡特定建設工事共同企業体で、10億633万円で工事が進められることを報告した。

工事については、特に質疑が多かった。議員の森川和美氏が「なぜ地元業者の参加が少なかったのか」と尋ね、高橋拓也財務部長が「市内業者の体力の問題もある」と返答。以降、議員間での工事についての討論が続き、多数の意見が出た。

その中で、瑕疵担保責任や契約後の取り決めに関する具体的条件が注目され、最終的にこの議案が可決された。これにより加治木地区のまちづくりに大きな期待が寄せられている。

最後に、姶良市教育委員会委員の任命についても同意が求められ、これに対し賛成の意見が多く集まった。教育長が藤田氏を推薦したことを基に、「新しい視点を持った方が教育分野に貢献していくことができる」とされ、議会はその同意を決定した。

議会開催日
議会名令和5年3月姶良市議会定例会
議事録
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