令和2年6月23日、輪島市議会は定例会を開会した。
会議の冒頭では、上平公一議員と西 恵議員の表彰が行われた。両議員は長年にわたり議会活動に貢献したことが評価され、上平氏は在職25年以上、西氏は在職15年以上として特別表彰を受けた。議長の一二三秀仁氏は、両議員の努力に感謝の意を表した。
次に、市長の梶文秋氏は祝辞を述べ、両議員の貢献を称えた。市長は、地域の発展に寄与した両名の姿勢を称賛し、今後も地域の声に耳を傾けるよう求めた。この後、受賞者の挨拶が続き、上平氏と西氏はそれぞれの活動を振り返り、感謝の言葉を述べた。特に上平氏は、これまでの経験や市政への思いを語り、今後も地域貢献を続けたいとの意向を示した。
続いて、議案第52号から第61号までの一括議題が上程された。予算決算委員会の委員長である漆谷豊和議員は、令和2年度一般会計補正予算の審査結果を報告。新型コロナウイルス対策として、事業者支援や観光促進に関する施策が含まれていると説明した。また、一般会計においては、図書館の安全確保や市道の整備費用も計上されている。これらの議案はすべて原案通り可決された。
その後、森正樹議員が提出した議会議案第5号と第6号に関する意見書案も討議された。第5号は医療提供体制の強化を求める内容で、新型コロナウイルス感染症への対応として、医療機関への支援を強調した。第6号は、地方自治体に対する財政措置の充実を求め、特に新型コロナの影響で苦しい財政状況の自治体を支援する必要性が訴えられた。この二つの意見書も原案通り可決され、改めて地域医療の重要性が確認された。
最後に、議員の派遣、及び各常任委員会の継続調査事項についても合意のもと承認され、議会は円滑に進行した。議長は、すべての議題が終了したことを宣言し、午後2時41分、定例会は閉会した。