令和6年第2回輪島市議会定例会が開催され、重要議題が取り上げられた。
この会議では、まず表彰伝達式が行われ、在職25年以上の特別表彰を受けた大宮 正議員、森 正樹議員に対し、議長の玉岡 了英氏が表彰状を授与した。また、在職10年以上の表彰を受けた下 善裕議員、正副議長での4年以上の表彰を受けた森 裕一議員にも感謝の意が示された。
大宮 正議員は、「この栄えある表彰を受けられたことを感謝します」と述べ、引き続きの努力を誓った。森 正樹議員は、能登半島地震の影響を話し、「市民の皆様と共に復興に力を尽くす」と強調した。下 善裕議員は、自身の10年間の提言を振り返り、今後も地域の安全に貢献したいとした。
坂口 茂市長は、能登半島地震について報告を行い、地震の影響で被災した状況を説明した。具体的には、先日の地震による倒壊状況、現在の避難者数が519名に減少したこと、今後の応急仮設住宅の完成予定などを伝えた。市長は「安全の確保を念頭に活動を続ける」と述べ、地域復興のための努力を印象付けた。
復興まちづくり計画についても触れ、早期の復旧に向けた多岐にわたる取り組みが進められていることを示した。委員会では、復興計画の策定に向けた初会合が開かれたことが報告され、このプロジェクトに期待が寄せられている。
議案の提案では、各種の補助や支援策が取り上げられ、総額で947億8,207万2,000円の予算が計上される見込みだ。これには、災害廃棄物処理、大規模農業復旧支援、見守り活動の強化、また教育環境の整備などが含まれている。
会期は6月7日から6月21日までの15日間と決定され、引き続き重要な議題に取り組むことが確認された。次回は質疑や質問が予定されており、市民への情報提供義務を果たしていく方針が示されている。