令和4年6月14日、輪島市議会定例会が開催された。
この会議では、坂本賢治議員らが永年在職の表彰を受けた。議長の森裕一氏は、受賞者全員に対し労いの言葉を述べ、具体的には「長年にわたり市政発展のために尽力した」と強調した。坂本
賢治氏は、議員としての歴史を振り返り、合併後の変遷に言及。彼は35年間の議員活動を支えてくれた全ての人々に感謝の意を表した。また、鐙邦夫氏、一二三秀仁氏も20年以上の議員生活を振り返り、大いに感慨に浸った。
次に、市長である坂口茂氏が市政の現状と今後の展望について説明した。最近、観光客の入り込み数が大幅に増加し、特に輪島朝市の来客数は昨年の5.7倍に達した。この成果は市の観光施策が奏功した結果であり、今後も「わじまに泊まろうキャンペーン」等を展開する考えを示した。市長は観光施策の重要性に触れ、「経済を活性化させるための取り組みを続ける」と述べた。
また、坂口市長はアクションプランとして、持続可能な開発目標(SDGs)への対応を強調した。さらに、輪島市が「SDGs未来都市」として選定されたことも述べ、地域資源を大切にしたまちづくりを目指す方針を示した。
続いて、ウクライナ避難民受入れについても言及した。市は、避難民が安心して生活できるように、必要な支援を行う方針を示した。具体的には、住宅の無償提供を行い、生活支援金を支給することが決まった。坂口氏は「地域住民との帯同のもと、彼らが新しい生活を築けるようサポートする」と力説した。
そして、議案の上程が行われ、日程を確認した後に会期の決定が報告された。今回の会期は16日間とのことで、これに異議はなく了承された。議長は議会のスムーズな運営を期す意向を表明した。
この会議は、議員の功績を讃えつつ、今後の施策についての重要な枠組みを議論する有意義な場であった。これからの取り組みが、さらなる市族と地域の発展に寄与することが期待される。